白玉の露一升瓶見つけた

隠遁生活を始めて一週間が経ったところで、口入れ奉行所への定期訪問のため常陸の国へと出張ることとなり日本酒の好きなM先輩への手土産は信州の地酒と決め酒屋さん巡りをしました。
全国的に有名な”真澄”や木曽地方でメジャーな”七笑”など日本酒が並ぶ一角を流していくと、隣の焼酎コーナーに、なっなっなんと”白玉の露”一升瓶が置いてあるではありませんか。白玉の露と言えば”魔王”を作っている白玉醸造合名会社が創業期から作り続けている芋焼酎の銘柄で、クラシックな味は芋焼酎のベンチマークの一つではとは思えるほど絶妙な味をしており、水戸の酒屋さんで四合瓶を何度か購入したことはありましたが、信州三郷のT酒店の陳列棚には一升瓶がドーンと並んでおり、店員さんに恐る恐る値段を尋ねると片手で売れる商品だが独自の仕入れルートがあり、晩酌焼酎並みの価格で提供していますと胸を張った。(偉いその心意気、これからもお願いします)
魔王は今年26才になる新之助の九州出身の同期生の伝手で、我が家の酒蔵にも出現したことがありましたが一般には如何せん入手困難で、大魔王だとか魔玉(またま、とでも呼ぶんでしょうか)なる紛い物が堂々と売られている有様です。
醸造学を極め理系な旨さの魔王とは別の、家業として代々引き継がれてきたアナログ的な旨さの白玉の露は捨てがたく、日本酒愛好家にも理解してもらえる筈と勝手に決め込み土産とは別に自家消費用に一本余分に調達しました。

日本酒が好きなM先輩は「芋焼酎にしては旨い」と微妙にコメントをしてくれました
P1000676.JPG
薩摩宝山綾紫仕込み(赤ラベル)を水戸か松本近辺で売っている店を教えてくれませんか

水戸といえば偕楽園の梅が広く知られ、2月~3月にかけては一大イベントが開催されJR常磐線の臨時駅が出来るほどであります。そんな偕楽園の奥まったところ(水戸歴史館に隣接しておりました)に古代ハスの群生地があり今が見ごろとなっております。
マニアの方が撮影している背後を一周し、『多くの人を魅了する神秘的な花』をイメージし、念のためにスーパーひたちまで入れたのに、私のCFには走り去る電車だけが鮮明に記録されておりました。
公園で落ち葉を片づけていたオバチャンが、線路の後ろを流れている小川には60Cmにもなる鯉が泳いでおり、側溝を伝わって蓮池まで入って来るため「水面に現れる鯉を半日以上狙って居る人がいるんだよ」と教えてくれました
IMG_1595.JPG


縄文時代の種子が発芽したつぼみを見て、46億年前の地球誕生を連想する雲でした。
IMG_1565-1.JPG

古代ハスは朝日とともにパヵッ・・・と音がして開く、と永六輔さんのラジオ番組で言っておりましたが、真偽の程は定かではありません
IMG_1561-1.JPG


歴史館側に水車小屋があり、幕末に奥久慈地方の山方町で使われていたと記されておりました
IMG_1615.JPG








共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。